勝田全国マラソン スギレポ
2011.1.30 茨城県ひたちなか市
〜Y.SUGIMURA〜


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プロローグ

2010 自身40代最後のシーズンは故障もなく順調にトレーニングが出来、5km、ハーフマラソン、51.5kmトライアスロンと自己ベストを更新することができた。
しかし、年齢的にもそろそろピークが近いことは覚悟している。
そこで、30度近い北海道マラソンを3:21’台で走れたのなら、涼しいところ(寒い)ではどのくらいのタイムで走り切れるのか?と、秋から冬にかけてのマラソン大会を探していた。

できればロード練習ができる秋のほうが良かったが妻の走力を考え関門が緩めのこの勝田全国マラソンを選んだ。
この大会に何度も参加しているK田夫妻が今回も参加すると聞いていたのも大きな選択理由のひとつだった。
飛行機や列車のチケット、宿の手配から荷物の預け場所など細かいことまでお世話になり、おかげで何ひとつ不安を感ずること無くレースに集中できた。感謝 <m(__)m>


レース当日

当日の予想気温は最高5℃ さんざんウェアを迷ったがスタート近くになってから日が照ってきたので、結局夏用のウェアにアームウォーマーを付けただけにした。

道幅8Mほどの商店街道路を閉鎖したスタート地点に11,000名を超えるランナーが並んだ。最後尾は何百m後ろなのだろう?
競技登録しているので前方に並べたそうだが要項を良く読んでなかった。
フィニッシュ3時間レベルと書かれたプラカードの最前列から50mほど後方にK田先生と並んだ。






11:00スタート

前が詰まっているためスタート地点を過ぎてもまだ歩きだ。(約50秒)
1kmを超える地点を右折し4車線道路に出るころになってようやく良いペースで走れるようになった。
この冬は雪が多く、ここ2カ月ほどペース走が出来なかったので早めにペース感覚を修正したい。

しばらく“km地点”標示を見つけられなかったので見逃したと思っていたら、“3.8km地点”と、中途半端な標示が目に入った。
“ん?”この大会は1kmごとの標示じゃないんだ。と、諦めた。
後は自分の感覚を信じるだけだ。

目標ペースはk/4’30 このペースで走り切れれば3:10分台だ。
自分としては目標だが、実際は実力とかけ離れた単なる“希望”なのかも知れない。

前方に自分と同じペースで走るランナーがいる。
長身で、どちらかというと後傾だが姿勢良く走っている。
上背の割にはピッチ走で足音も小さい。 彼に付いて行こう。

グッと顎を引き、腕の振りも小さく、顔が上下左右に振れることもなく、前を見据えている。とてもクールな印象。
前のランナーとの距離を着実に詰め、抜く。
抜くというよりも雰囲気は“仕留める”に近いかもしれない。
彼の事を“ハンター”と呼ぼう(笑)

5km
  23’39   k/4’44ペース

    最初の込み具合を考えればこのくらいかな?


“6.8km地点”の標示を鋭角に左折すると15km地点を過ぎるまで8km以上
の直線だ。
片側2車線の建物の無い場所では左前方からの風が強くなったが、ハンターは機械のようにピッチを刻み、前のランナーを風よけにするでもなく右外側からひとりづつ、時にはパックごと“仕留める”

後ろからバタバタと、大きな足音をたてた地元の高校生らしき3人組がおしゃべりをしながら抜いて行った。
ハンターはこの後彼らがどのような結末をたどるのか分かっているのように次の獲物を見据えていた。

10km  21’54  k/4’23ペース


まだ序盤なので元気な人も多いが最後まで持つのかは足音でだいたい分かる。
15kmを前に先ほどの高校生は大失速、笑顔も消えていた。
後半を考えて体力温存。
バイクで言うならばギアを2枚軽く

15km  22’14  k/4’27ペース


15kmを過ぎて左折すると向かい風が強くなった。
日が陰り風が冷たい。 さ、寒い!

汗をかいてもすぐ乾いてウェアも濡れていないようだが、帽子の下のバンダナが濡れて冷たくボーズ頭が割れるように痛い!
凍傷になりそうだ! 頭にホッカイロ貼りたい(笑)

気温が低いので水分補給は少なめにしていたが、最後まで持たないかもしれないので、一度トイレに行くことにした。
ハンターとは数百m離れたようだ。

20km  22’59  k/4’36ペース

ハーフ地点を過ぎるころハンターに追いついた。

ハーフ通過タイム  1:35’44

ハンターの様子がおかしい。明らかにペースダウンしている。
フォームも呼吸も変わらないようなので自らペースを落としているようにも見える。
まだ頑張るべき時ではないが、このペースを保ちたい。
残念だがハンターとはここでお別れすることにした。

11,000名を超えるランナーの中には仮装を楽しみながらも速いランナーもいました。

本格的な忍者の格好をしたランナー。
刀まで脇に差して、頭巾から足元まで
良く見ると柄はミッフィーちゃん! 自作? (驚)

今話題のタイガーマスク
マスクにマッスルTシャツ、レスラーパンツにタイツ。
本物のようでした。

後ろから見ると柄パンが裂け、リアルな尻がプリンと、出ている人もいました。

25km  22’33  k/4’30ペース


前半こそ気にならなかったが、参加人数の割に給水テーブルが短いので何度か紙コップを取り損ってしまったのだが、この勝田マラソンはとても私設エイドが多い。
補給食もたくさん用意してくれている。
会社ぐるみでエイドステーションを設営してくれているところもあった。
ボランティアスタッフもそうだが、寒い中をとてもありがたかった。 <m(__)m> 
<m(__)m>

30km  22’10  k/4’26ペース


残り12km、徐々に乳酸が太腿に溜まってきたようだが、夏のレースより気温が低いおかげなのか、呼吸の乱れが少ないことに気付いた。
少しハァハァするくらいペースを上げてみよう!

ちょっとした坂を登って車がようやく交差出来るような道幅の狭い住宅地へ出て景色が一変した。

前のランナー達がどんどん後ろ向きに走ってくる???
宇宙船の脇を隕石が飛んでいくスピード感。
抜かれた人たちもビックリしていたが、自分もビックリした。(@_@)
狭い場所ゆえ、スピード感が倍増したのでしょうか?
目の錯覚と分かっていながら楽しくてドンドンペースアップしてしまった。

2〜3kmほど行くと、広い通りに出て現実に戻った。
更に、長い登り。
一気にペースダウン。
登りの辛い所でオールスポーツがスナップ撮影していた。
きっとスゴイ顔していただろうな。

35km  22’14   k/4’27ペース

ペースアップするタイミングを間違えたが、これで良い。
勝田まで来て余力を残したくない。
これからはいつものマラソンのしんどさだ。

重心を上げろ! 腹筋を引き上げろ! 骨盤を寝かせろ! 丹田に力を込めろ!
背骨を柔らかく!

「レースでどんなに辛くても、人生においてはまばたきの一瞬だ!」
フォークシンガーでアイアンマンでもある、高石ともやさんの言葉を思い出すと、両腿の痛みも少し和らぐ。

残り4km。
200mほどの登り坂にたくさんのランナー達が見える。
「50人抜くぞ!」
根拠のない数字のミッションだったが、これは正解だった。

いつもマラソンの最終盤では、苦しい、辛い、ネガティブなベクトルと頑張れ、負けるな!自分を応援するベクトルが拮抗している。
頭の中はほぼこれだけだ。

今回は、ひとり、ふたりと抜いて行くランナーを数えているうちに、ゲーム感覚の楽しさも並在していた。
ゴールまではいつもより短く感じた。

ゴール前の100mほどの芝はとても気持ちが良く、更にスパート出来た。
70人ほどを抜いて、ミッションクリア。

完全燃焼です。

42.195km  32’22  k/4’30ペース

3:10’08 (ネット、3:09’20)

























エピソード1

勝田行き列車内でS村がチケットを紛失。
勝田駅の駅員に事情を説明すると、駅員の顔が引きつっている。
K田夫妻、妻がフォローしてくれて今回は信じますとの事。
駅員さんありがとう!
柄の悪い人は気をつけましょう(笑)


エピソード2

32km地点、
T子さんの右側のランナーが給水の為、急に横切り、
T子さん大転倒!
肩、膝から出血!激痛!
「それよりも買ったばかりのウェアに穴が〜〜」(泣)


エピソード3

37km地点、
K田先生、前方にS妻を発見!
寄って行って、「Sちゃんかい?」
S「うん、脚が痛くて走れない」と、言おうとして、「脚が・・・」の部分にはK田先生はぶっ飛んで行ってしまったらしい。
ゴール後、K田先生曰く、膝の調子がおもわしくなくセーブしていたが、まさか前にいるとは思わなかったから焦ったとの事。

新ライバル誕生!







Athlete-Netメンバーの記録

氏名 タイム 順位
杉村保則 3:10:08 595
宮田圭 3:25:17 1213
鎌田智子 3:32:38 101
鎌田紀美男 3:55:17 2910
杉村彩子 4:01:10 302
宮田祐理子 4:07:59 353



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