TOUR DE HOKKAIDO 2003 CITIZENS RACE
ツール・ド・北海道2003 市民参加大会
By Hironori Sato
| ★個人ロード44km 苫前町役場〜留萌市 第3ステージ本体の一部を利用して行われた、市民参加2種目目の競技「個人ロード44km」 苫前スタートし、通称「オロロンライン」を南下し留萌市がゴール。 当日は、台風の影響もあってスタート前から雨降りの天気となった。 スタート2時間前から固定式ローラー台でウォームアップが始まっている。 ウォームアップには、時間が早いような気がするのだが・・・ なんでも、レースの2時間前くらいに一度、ウォームアップを完了しておき、スタート30分くらい前にもう一度アップをするらしいのです。 サイクルワカサ等の有名チームは、5〜6人が並んで一斉にローラー台を漕いでいる。圧巻だ。
AM10:00チームロード組から順次スタートが始まる。 私の出場するクラスは、B−4(30歳〜39歳) ツールド北海道は、年齢別参加になっている。 そんなわけで、速い人も、ゆっくりの人も、混走なのであります。 小雨のなか10:20過ぎ、B−4組スタート! スタート地点に集合整列した時間が早かったため、なんと最前列でのスタート うれしいような?はずかしいような・・・ ほんま、大丈夫かいな? 先頭集団を形成したい選手が続々と前を争って出てくる。 間もなく、大集団となり、勢いを増していく。 向かい風にもかかわらず、時速40km以上で走行。 先頭から、15人以内の集団にポジションを置く。 向かい風を嫌い、選手の距離はかなり接近している。 千鳥配置になって、車輪と車輪がオーバーラップするほど接近している選手も見られる。 誰かが落車したら、集団落車が発生しそう。 雨のため視界不良でとても危険な状態だ。 スタート後直ぐに数名が逃げたようだが、集団に入っているため私の位置からは、まったく情報が得られない。 隣の選手が言った「何人か逃げたん?追わないで良いのかな?」 「追えるわけ無いでしょ!こんな向かい風で」 行きたいヤツは勝手に行け、自滅するぞ。と、心で思った。 トップ集団は、小樽ACがメインで引っ張っている。 この強風下で、すごい実力だ。 さすがに、途中時速36kmほどに下がってくる場面も。 「マッタリしていたら逃げた集団に差が開いちまうぜ。」 集団を活性化させるために、逃げてみる。 今まで脚を休めていた連中が、「逃がさん!」とすぐに追いかけてくる。 逃げは1分程だったが、これにより集団は活性化し、車速は時速40km以上に上がる。 この間、先頭を引っ張っていた小樽ACは少しの休息。 マッタリした時間の中では、集団は3〜4列ほどの芋洗い状態を形成するが、活性化し急激にスピードが上がると、一瞬にして細長い隊列となる。 普通は、このフルイにかけられ、力のない選手は、ちぎれて行くのだが、如何せんここはオロロン!平坦なため、ほとんどちぎれる者はいない。 先にスタートした、遅い選手をパスしていく。 集団3列目以降は、ほとんど前方を確認できない。 「中央に寄れ!」という手合図や、「前に居るよ〜」とみんなで声を掛け合う。 安全な位置は・・・?先頭を逃げることだ。 小平道の駅付近で、前方で落車が発生している模様。 集団先頭が頭上に手を上げる。「落車ー!!!」 すぐに後方に合図掛け声が伝播する。 男性1人と女性一人が倒れている。女性は、パッシュの成瀬さんじゃないか。 大丈夫か?男性は顔面血だらけだ。 その場を徐行したのち集団は、車速を上げる。 動揺か、しばらくは時速36km程で流れる。 後で聞いた話では、その男性は、顔面強打で鼻が切れてしまったらしい。 残り10km地点 小平トンネルが近づく。本コース唯一の登坂が待ち受けている! 「ここは勝負どころになるぞ!」気合を入れる。 予想通り、いままでシッティングで漕いでいた連中が、ダンシング。 コースを熟知していない選手も勝負と気付いてアタック合戦が始まる。 ここで、集団からちぎれたら終わりだ!絶対にちぎられてはいけない。 頂上のトンネルまで登った。先頭はまだ視界の中にいる。少しの気の緩みが命取りとなった。 決して休んでいるわけではないのだが、少し速度が落ちたようだ。 トンネルを出ると、集団に50mほど距離が開いていた。トンネル中を全開で、もがかなかった自分に後悔する。 「なんとか追いついてやる!」 限界で漕いでも、一向に距離は縮まらない。 集団後尾の選手は、ドラフティング効果によりペダリングを休んでいる人もいるというのに。 向かい風の中、限界限界で50km以上で下るが、届かねー! 後方から、ぶっ飛んでくる選手が言った。「ちぎられんなー」 ここで、集団に帰れなければ、レースは終わる。勝負だ。 ちぎられた選手達が、必死にもがく。 脚も、心臓も、気力も限界に達しようとしていた。運が味方した。 まばらだった、ちぎれた選手5,6人が、集まって集団になった。「集団に、絶対帰ろう!」 声を掛け合った。 小さな集団は、先頭集団に近づく近づく。何人かが脱落した。 もう、ドラフティング効果も生まれない。3人だけになった。 あと、30m・・・届けー!!! 必死の甲斐あって、集団にたどり着いた。帰ってきたぜ! なんて、カッコ良いものではなく、実は半泣き状態。。。 「集団」という、揺り篭にいることがどんなに楽か思い知らされた。 小平トンネルの登りでちぎられた選手がいるようで、集団は少し人数が減った。 とにかく、今は脚を休めよう。集団後方で、体力回復に専念する。しかし、ゴールが近い。 前方が見えないため、先頭集団がいつ逃げを始めるか判らない。 早めに、集団先頭に戻らなければ! 小平市街を抜け、留萌市に入る頃、先頭付近に戻る。 雨足はさらに強くなる。前方の車輪が巻き上げる水で、シャワーの中を走っているようだ。 しかし、車速は徐々に上がっていく。 #135の女性が集団に吸収された。女性のレベルが集団の速さと噛合っていない。 女性は何度かふらつき、集団落車が発生しそうな場面も。 「135番、危ないから、出て!」何度も、大声が飛ぶ。
残り2km、両ふくらはぎが痙攣を起す。 先ほど、力を使い果したのだ。 ここで急に速度が落ちれば、大クラッシュの可能性もある。 引足でペダリングし、喰らい着いて行く。 経験の無さが、ライン取りを誤らせた。 道路端にいた為、中央線側からアタックを掛けてきた隊列により進路をふさがれてしまった。 最後まで、先頭集団にいたのに悔やまれる。 ゴール前300m、スプリント痙攣した脚で、ダンシング 今のポジションをキープすることで精一杯だった。 フィニッシュライン通過した。 <リザルト> B-4(30〜39歳) 28位/60人中 1時間06分22秒97 トップとの差(1分22秒15) レースは、トップと2分差以内に38人がゴールする接戦だった。。。 ★クリテリウム 21km(2.65km×8laps) モエレ沼公園 クリテリウムは、周回コースを走り、周回遅れになるとリタイアとなるレース。 コースは、モエレ沼の南半分を8周する。 レース当日は、とんでもない強風!。 コーナーインでの急減速、コーナーアウトからの急加速により、集団がバラけていく。 フィニッシュラインのあるホームストレートのみ追い風で、時速50km以上となる(もちろん平地) トップは60km/時近く出ているんじゃないかな。 3周目で集団から、ちぎれてしまった私は、4周目で周回遅れのためリタイアとなった。 何せ、一人になったら、集団速度の半分近くにまで落ちてしまうくらいの強風なのだ。
1周が2.65kmですから、あっという間に周回遅れになってしまったのでありま す。 いやー、実力が無かとー。 個人ロードとほ、とんど同じ選手が走っていると言うのに、別次元の速さでありま す。 個人ロードで、いい気になっていた自分が情けない・・・トホホホ。 D-2クラス(38歳以下)は62人が出走。うち20人がリタイア。第2集団まで形成 され、それに入れなかった選手は、向かい風の犠牲となり、リタイアとなった。 D-3クラス(39歳以上)は92人が出走。うち31人がリタイア。D-3はコンパクトに 第4集団まで形成されたが、ちぎれた選手は、やはりリタイアとなった。 D-2、D-3クラスとも、出走者の約1/3がリタイアとなっている。 いつか、必ず完走するずぉー! |