ツールド北海道参戦記
2003/9/13(土)
苫前-留萌 個人ロードレース44km
By Tomohiro Fuse
| ツールド北海道というかロードレースは出たいと思っていたが、26インチの異型フレームに乗っていたので、初日の個人TTにしか出たことが無かった。 しかし去年、念願のTREK5200に乗り換えたという事で、函館からは遠かったが個人ロードにエントリーしてみた。 このコースは3週間前のオロロントライアスロンで逆走している。 普段ならオロロンが終わったら、だらだらとした練習しかしなくなるが、今年は目標があるのでオロロン後もホームコースの城岱峠に積極的に練習に出た。 スタート地点のすぐ横、選手駐車場。 緊張で口から心臓が出そうだっだので、バイクの品評会にと一人でブラブラしてみる。カレラ・ピナレロ・トレック・ルックetc・・・。 トライアスロンとはちょっと違うブランドのオンパレードで全然飽きない!と、明邦商会のおじさんとバッタリ。 転勤してきて今年になってから何回かお店に顔を出しただけだったので、僕の顔と名前がわかるかな?と思いヘルメットとサングラスを取って挨拶するとちゃんと覚えていてくれてしばし談義した。 名簿を見たら69歳!僕もその年齢になるまでトライアスロンやマラソン、そして自転車を続けているだろうか?尊敬に値する。 そして僕もそうなりたいと思った。
ご存知のとおり台風14号接近でスタートの時間が迫る頃には雨足がが強まり向かい風。 チームTTが10時5分から2分おきに、そして個人ロードが18分から年代別に(中学・50歳以上・女子)(40歳代)(30歳代)(20歳代・高校生)の順で1分間隔でスタート。 前のカテゴリーの選手がスタートするたびに激を飛ばす声や声援が響き渡り、待ってる僕はさらに緊張・・・。周り全員が自分より速い人に見えちゃいます。 レースは結果から言うと5,6人にエスケープされた次の集団ゴールスプリントでフィニッシュだった。 今回の苫前→留萌44kmのコースは雨で路面が濡れ、しかもほぼ平坦な直線コースだったので必然的に集団が大きくなり、落車もいたるところで頻繁に発生していた。 雨と前車後輪が巻き上げる水しぶきで全身ずぶ濡れ。 大集団&時速50kmで走行中ぶつかってくる隣の選手のヒジ。僕みたいなロード初心者には最悪の条件だっだのではないだろうか? 僕は我がアスリートネットのロード経験者・S君のアドバイス通り「スタート直後がメチャメチャ速いので絶対に乗り遅れないこと」スタート地点、最前列に並び勢いよく飛び出した。 (緊張していた割にはやることはしっかりやってる) と、700mくらいだろうか?集団を引っ張るかたちになってしまったが、そのあとのゆるい上り坂でアタック合戦の始まり。 「来た来た来たよ〜!」 心拍上がりっぱなし。何とか先頭集団に喰らいつき集団が落ち着くのを待った。 このすぐあとにエスケープされたが集団の中にいてどうすることも出来ず、ただ見ているだった。 実はトライアスリートの悲しいサガと言いうか、つい集団の中でも「キープレフト」してしまってどうしようもなかった。 同僚に聞いた話だがその直後、僕たちの集団が徐行していた車を追い越す時、後方で路肩側の選手にはじき出される形で外側の選手同士が接触。ここでも落車が発生。 僕はS君アドバイス 「常に集団の前方にいること、後ろにいると中切れに巻き込まれます」目的は違うが、これを頭に入れて意識して前のほうにいたので助かった。 小さいアタックの応酬があったものの、30人くらいの集団はばらけず40km/hほどで進んでいた。と、そこで前にスタートしたカテゴリーで、かなりの落車があったらしく顔面血だらけの選手が車道に一人、他数名は歩道に倒れていた。 何が出来るわけでもないが止まって介抱してあげたかったのだがすでに応急の対応が取られていたようだし、ここで急ブレーキなんかかけた日にはこちらが大落車を引き起こしてしまう。 「早く救急車〜!」と何度も思いながらも集団は手で「外に寄れ」というジェスチャーと共に、「落車!!」と声を掛け合い僕も大声で叫んでそこを避け、さらにスピードアップ。 ドロップバーの下を持って口を大きく開けて必死に踏み込んでいると、雨なのか巻き上げられた飛沫なのか口の中に容赦なく入ってきて、しかもサングラスは水滴で視界不良。 呼吸はさながらプールで息継ぎしているようだった。 その後、集団をブレッツァ函館のウエアを着た選手と引いたりして、さっきの落車でちぎれていた40歳代の選手や50歳以上・女子選手をパスして今回の勝負どころ「小平トンネルの上り坂」に。 実はそのちょっと手前、集団は上り坂に備えて力を溜めていた(と思う)のを僕は「遅い!前に出てやれ〜!」と思い先頭へ。 ア〜勘違い、この辺が素人だ。 誰も後ろについてないなぁなんて考えていたのだが、後ろでは多分「変なのが飛び出したけど行かしとけぇ」だったのだろう。 案の定、上りに差し掛かる前からダンシングで僕を捲くっていく!凄い勢い! 例えるならまるで実家の犬が猫を見つけてかかって行く時みたいなものすごい勢い! 僕もこれに反応したがあえなくち切れてしまった。 「ちっくしょう〜!置いていかれた!」 しかしトンネルを越えて前を確認するとまだ集団は20mくらい先。 周りにいた3,4人の選手に「まわして何とか追いつこう!」と声を掛け残り10km地点で追いつきすぐさま前のほうに行く。 S君アドバイス 「スプリント力は適わないので、後半に一発アタックしてみる」残り3kmの緩やかな上り坂でこれが頭に浮かび大外から一気に前へ。 頭を下げて後輪の方を見てみるとぴったりと着いてきているのが分かる。 頑張ったんですけどねぇ、ん〜、あえなくアタック失敗。集団に飲み込まれ直角カーブを曲がり残り500mくらいのゴールスプリントに突入。 そこからは少々酸欠気味であまり覚えいない。 その前の一発アタックで足を使っていたしたぶん集団の最後尾。 使って無くてもアドバイス通りロードの人たちにはスプリントはかなわなかっただろう。 順位もタイムも発表していたかも知れないが、何処で発表しているのか分からなかったので、冷えた体のまま同僚の車を置いてあるスタート地点へ、ゴールに置いてあった自分の車で行き風呂へ直行した。 途中、本チャンの選手とすれ違う。さすがにすごい迫力。 雨だったが、窓をあけこぶしを振り上げ応援した。 集団走行がすっごい怖く、駆け引きとかは後ろで見ているだけだったが、ロードレースの面白さがちょっとだけ分かったような気がする。 来年は道南ステージ!また絶対出るぞ〜! |