第1回 NAC Trail Run in Niseko
〜なまらワイルドニセコの秋〜 
By Noriyuki Maeda
 
2003/9/21


コースMAPRESULT
タイム54:34 総合8位・年代別2位


トレイルランは以前からやってみたいと思っていたが、函館近郊の山は熊が怖くて一人ではなかなか走れない。インターネットでニセコでトレイルランがあると知りすぐ申込み挑戦する事にしたのであります。

当日は朝4時半に起き、AM5時には一路ニセコへ向け出発しました。最近天気は良いが朝晩はすごく冷え込んでいる。半袖姿で車に乗ったはいいが鳥肌が立っている、うー、さぶい・・・。
予定よりだいぶ早くAM8:00過ぎにニセコに到着。いやー、なんと言うか空は抜けるような青い空、まさに秋晴れであります、「うーん、とっても気持ちいい〜最高!!」羊蹄山も山頂までくっきりと雄大な姿をあらわしてます。コレが北海道だよなー。

ここがニセコアドベンチャーセンターです



受付は9時からだったが既に受付を済ましている人もいるようなので、こちらも早速受けすることに・・・、あ、そうそうその前にトイレ!
カウンターで受付をし、コース図と参加賞のTシャツを受け取って車へ戻る。
さて、迷うのがレースウェアです。コース図を見るとなかなかタフなコースのようです。「足場の悪い石がごろごろ」「急坂」「松林の中」「砂利道」「ぬかるみ、段差、小川」だって、ひえ〜、まともなのはスタート付近の「膝下程度の草地」くらいかな。
シューズは3年位前に買った底が厚めのアディダスのシューズ、コレなら安定性もあるしグリップもソコソコだろうな。コースはかなり狭そうだし、枝や笹に引っかかり足が切れる可能性があるので、下はロングタイツ。シャツはTシャツでもいいかなとも思ったが、木の枝に引っかかる可能性が低いので、体にピッタリフィットしているBIKEウェアに決めた。ということでBIKEウェアにゼッケンをつけることにしたが、なんか安全ピンが異常にでかいので手持ちの小さめのピンをつけた。
あ、そうそうもう一つ忘れてました。帽子は枝に引っかかり脱げる可能性があるので、今回はバンダナ着用です。
参加者名簿を見るとはじめての大会ということもあり、やや少なめで男女合わせて50名弱。普通マラソン大会だと40代の選手層が濃いのだが、ここは20〜30代が多い。今日はニセコマラソンもあり、ほとんどのランナーはそちらへ参加しているんだろうな。
競技説明が9:15から始まるようだが、まだ時間があるのでウォーミングアップすることにした。コースが分からないので、NACの周りをゆっくり周回するが、いつも通り体が重いよ〜。
他にも何人かアップしているが、とてもマラソンをやっているような感じに見えない人も結構います。

競技説明を聞き、いよいよスタート時間が迫ってきました。
託児所KID'S-GERDEN前からのスタートです。10秒前からカウントダウン、緊張感はまったく無いけど、これからどんなコースが待ち受けているのかドキドキ、ワクワクします。

KID’S-GARDENから男子の部がスタートです
前列に並び「・・・3・2・1スタート!」の掛け声でいっせいに飛び出します。
ここからの実況中継はコースMAPを印刷して見ながら想像してくださいね。

最初は「膝下程度の草地」を走りますが、刈ったばかりで底の浅い靴だと刺さりそうです。走っていても足元が不安定で慎重に行かないと足首を捻挫しそう。
後から皆はどんどん抜いていきますが、ついて行くだけで精一杯、心拍数はすぐさま160拍/分を越えてます。「うわーきっつー、平地なのに・・・、この後持つんかい?」と思いつつ、先へ進む。
そこを左に曲がり、ちょっとした丘を登るとロッジの裏に出た。そのすぐ先を右折すると見覚えのある風景、ひらふスキー場のメイン通りでした。
そのまま上っていきゴンドラ乗り場を越え、砂利道の坂を登る。「うわー、もろゲレンデ登るんかい!?」頭の中ででヒィヒィ言ってます。
途中まで登り、今度は左に降りる・・・、「えー!ここ下るの?」隣のゲレンデとはかなり高低差があります。(ゲレンデスキーをやっている方は分かりますよねー。)
転げるように、下って行きます。(落ちていくといった方が正解かも)
歩幅を小刻みに、滑らないように注意しながら下ります。ここから先頭グループが走るのが見えます。「すげー速い!」
となりのゲレンデを横切りでこぼこの草地を下り、林に向かって今度は登ります。前のランナーの後足跡をたどりながら上ります、とても走っているとはいえない状態です。林の入口がポッカリ口をあけ、私達を飲み込もうとしているようです。

林の中に入ると一面落葉や枯枝で、ガサガサ、バキバキと音を立てる。人の後について走りますが安心は出来ません、足元に神経を集中しながら走らない
と枝に足を引っ掛け転んでしまう恐れがあります。
立ち木を縫うように走り抜け、コーナーでは立ち木に手を絡ませコントロールしながら曲がります。
林を抜けると砂利道の下りです。斜度は結構あり、ここも足元が悪いのでなるべく石の少ないところを選んで走ります。
砂利道の終わりにスタッフが一人誘導していました、ここから左に曲がりまた林の中へ。しかし先程の林とは違うようだ。
ここからは段差がきつく、下った先には小川やぬかるみが待ち受けています。調子に乗って下ると小川やぬかるみに、はまってしまうので歩幅を狭くして慎重に下ります。
小川は大き目の石を狙って一気に飛び越える、ぬかるみは枯枝のあるところを狙い着地します。前のランナーの着地した位置を確認しながら、同じルートをたどると比較的楽にクリアできます。まだシューズは濡れてない、うーん良い感じだ、このままいけそうだ。

途中すごい急な下り坂でロープが垂らしてあったが、ここはロープにつかまって降りる程ではないようだ、トントントーンとリズム良く降りる。
こんなところが数箇所続いて、さすがにシューズは泥だらけ。しかしまだ中まで水は染みてない。
3kmくらいも走っただろうか、時計を見るとスタートから21分。え?7分もかかってるかなぁ。普段ロードを走っている距離間隔は全くあてにならないようです。折り返しが近くなったのか5分前にスタートした女性ランナーがすれ違って走り抜けていきました。その後すぐに男性ランナーが一人また一人すれ違っていきます。
自分が今何位なのか数えていく。1人、2人・・・、10人まで数えたところで、先の方で何やら声が聞こえます。するとポッカリ林が開け突然明るくなり、目の前に折り返しのエイドステーションが現れました。
前に一人給水中の男性を発見、スタッフから「頑張ってくださーい!」との激励を受けながら、カップの水を一口のみ、「ここで抜けるチャンス!」とばかりにすぐさま折り返す。エイドステーションで抜くのはお手の物、相手の隙をつく得意技(^。^)
そうして今来た林の中へ再び突入、目指すはゴールNAC。
前方にランナー発見追跡モード起動!ひたすら前を追う。この辺になると体もトレイルランに慣れたのか、心拍数も安定してきたので、比較的楽に走れるようになった。
リズムを刻んでテンポ良く走る。直線に走ることは出来ない。右へ左へ体を振ってコースを選びながらひた走る。捕まえた!女性ランナーを一人また一人追い抜いていく。
先程の急な坂が迫ってきた。小川を飛び越え急坂を一気に・・・とは行かない。ここで初めてさっきのロープの意味がわかった。何も無しでこの急坂は登れない、これは登るときにつかまる為のロープだったのです。「なるほど!」と思いつつグイッとたぐり寄せる。「あれ?」ズルズルっと手ごたえなし、結構弛んでいたのね。
更に引っ張り、ピンと張ったところで一気に登っていく。コレは手袋が必要かも・・・。ははは、なんか楽しい気分です。

ゴールはすぐそこですよ〜

あら、前方でこけているランナーと助け起こしている人がいる。速度を落とし、声をかけたが大丈夫そうなのでそのまま行きまーす。
林を抜け左折し、またあの砂利道にでました。直線だけど結構きつい登りです、前方にまた一人発見しました。
小刻みに足を前へ、前へとピッチ走法で上る、前方はアフロヘアのお兄ちゃん(以降アフロと呼びます)が歩いてます。きついので下を見ながら1歩、また1歩。ようやくアフロを抜いて「ようし抜いたぞ!」と思ったのもつかの間、アフロから「コースはこっちですよー」と指摘され、「え?」と思い前を見ると路面に、コースをさえぎるNACのテープがあった。自分はそれを乗り越えて走ろうとしていたのであります。
アフロに「ありがとう」と言いながら、右折して一緒に林に突入。先をアフロに行ってもらい、後から付いて行く。
「あれ?道がない」アフロが言う。僕も下の方に行って見るが笹薮に阻まれてコースらしきものはない。あれま、道を間違えたらしい。こんなところで遭難したらシャレにならん。
「チョッと上の方に行ってみるわ」と立ち木の間を駆け上がると、後方から来たランナーが上の方に向かっていく。「おーい上だよ、こっちこっち!」とアフロに声かける。
コース修正をして再びゴールを目指す、なんとか後方のランナーに抜かれずに済んだ。また、そのままアフロとつるんで走る。なんか親近感が沸いてきた。

ようやく林が出口をポッカリ開き、抜けるとニセコの秋空が目の前に広がった。「やったー、抜けたぞー!」と前を行くアフロに声をかける。アフロが「あともう少しですよー、頑張ましょー」と答えてくれる。
なんかテンポが速くなったような気がする。ゴルフ場を抜けゲレンデにつながる道はまた登り、そこでアフロの置いていかれた。「おーい、置いてかないでくれ〜・・・」

意外と早くゴールできて満足、満足
ハードだったけど楽しいレースでした!



しかし、前方に女性ランナー発見!またまた追跡モード。来た道なので、後はゴールまでのコースイメージは分かる。
ゴンドラの下の砂利道で追いつき声をかける「あともう少しだよー」しばし並走する。「私、道を間違ってかなりタイムロスしました」と彼女。結構みんなコースアウトしてるんだ。
ロッジ裏を抜けて下りでそのまま惰性をつけてスパート、あとは草地だけだ。最後の直線になりスピードが増す。
最終コーナーを曲がり感動のゴール!!
スタッフ、応援者、先にゴールした選手、皆が拍手で迎えてくれた。
あれ?妻(ひとみ)がいない、せっかくゴールの写真を撮ってもらおうと思ってたのに・・・。駐車場に行くと「もうゴールしたの?1時間以上かかるかと思った」だって。ショック〜感じ悪ーい(+_+)
ゴール地点に戻ると、布施パパが奥さんとワンコと一緒に応援に来てくれました。次々ゴールする選手を見て布施さんも「面白そうだな、来年出ようかな」
そうそう、皆で一緒にワイルドコースを楽しみましょ!

普段、ロードレースにばかり参加して、少し飽きたとか、もっと刺激が欲しいという方は、是非来年挑戦しましょう。(^o^)丿


       MAEちゃんのトレイルランアドバイス(そんな大層なもんじゃないけど)

●まずはウェアですが先にも書きましたが、ロングタイツにBIKEウェアがお勧めです。半袖にアームウォーマーが良いです。
サングラスは枝から目を守るため必須、帽子はつば付のものなら、ひさしを後にして枝に引っかかるのを防ぎます。
ボトルホルダーを付けている人もいましたが、ほとんど使えません、そんな余裕はなかったです。折り返しの給水で充分。
●シューズは底の厚めのものでグリップの良いもの、かかとのホールドがしっかりしているものが良いです。
 個人的にはSALOMONのシューズが好きです、まだ履いたことはありませんが・・・
●自分を含め、コースミスをした人が結構います。
人の後ろを付いていくのは楽でいいが、NACの三角旗を確認しながら、あくまでも自分でコースを判断すること。

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